東京大学大学院工学系研究科日本語教育部門とは?

東京大学大学院工学系研究科日本語教育部門とは?

工学系研究科日本語教室では、大学での研究や生活をよりよくするために、日本語教育の支援をします。約50カ国からの留学生約850名/年が日本語科目を受講しています(2023年度現在)。

目標

1 留学生・研究員などに対する研究・生活支援としての日本語教育
2 留学生・研究員などに対する日本文化事情教育
3 留学生・研究員間の交流、親睦のための多言語・多文化支援
4 国際化推進の一環として、留学生と日本人学生との交流促進
5 工学系に特化した専門日本語教育の基礎研究と教材開発

 

沿革

工学系研究科日本語教室は、1981年10月に「日本語及び日本工業事情を含む新研究プログラム」(後に「高度技術研究プログラム」に名称変更、2009 年に終了)の発足に伴い、11月から工学部で「日本語コース」として実施されたのが始まりです。翌年から2001年にかけ、工学系研究科内に専攻の留学生を対象とした4つの専攻日本語教室が開講されました。工学系研究科日本語教室では、1990年度より特別プログラム以外の工学系研究科の留学生の受け入れが開始され、2004年度より情報理工学系の留学生、2014年度より全学交換留学生を受け入れております。2015年度に日本語科目が単位化され、ますます日本語教育の質の保証が重要になってきています。近年は年間700名の留学生が日本語科目を受講しています。

当該日本語教室は、2011年度から「工学系研究科国際工学教育推進機構、国際事業推進センター」に属し、留学生が研究生活と日常生活を円滑に行い、研究に集中できる環境づくりの一環として、日本語教育・日本文化事情教育を提供しています。

1981年11月 「日本語及び日本工業事情を含む新研究プログラム」の枠で採用された国費大学7名を対象に工学部・工学系研究科に「日本語コース」として創設
1982年 土木工学専攻日本語教室(現:社会基盤日本語教室)開講
1983年 工学部・工学系研究科国際交流室設置
1985年 東京大学留学生教育センター(現:日本語教育センター)設立
1987年 都市工学専攻日本語教室開講
1989年 原子力工学専攻日本語教室(現:システム創成系日本語教室)開講
1997年 「工学部日本語コース」から「工学系研究科日本語教室」と名称変更
2001年 MEM(のちにIME)日本語教室開講
2004年 情報理工学系研究科の留学生を対象者に加える

駒場リサーチキャンパス日本語教室開講

2009年 留学生、研究生の配偶者を対象者に加える
2011年 「国際工学教育推進機構、国際事業推進センター、日本語教育部門」と名称変更
2014年 全学交換留学生を対象者に加える
2015年 日本語科目が単位付与科目となる