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理工学系・用例学習支援システム

日本語学習支援ツール


理工学系・用例学習支援システム

工学系日本語教室の留学生は、来日直後から自身の日本語能力に関わらず、研究生活をスタートさせなければなりません。そのため日本語教室は、彼らが専門分野の日本語を聞き、理解し、話すのに必要とされる日本語能力を養成するため目標言語調査を行い、彼らが置かれている研究場面で使用される日本語の自然発話の実態を明らかにすることが肝要だと考えます。そこで、2007年から工学系研究科日本語教室では、工学系研究室の日本語母語話者による発表と質疑応答を中心としたゼミ内発話を音声データ化し、文字化した「理工学系話し言葉コーパス (The Science and Engineering Spoken Japanese Corpus)」を構築してきました。

現在、電気系工学、都市環境工学、都市計画、建築学、社会基盤学、化学システム工学、電子情報工学の7分野にわたる整備が完了しています(収録時間154時間、形態素数延べ190万、異なり形態素数1万5千。形態素解析ソフト「茶まめ」を使用)。この「理工学系話し言葉コーパス」の言語資源を用いて、『理工学系語彙・用例学習支援システム レインボー』を開発しています。